同志社大学 競馬サークル Triple Crown

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ダービー 鑑賞の手引き

 ダービー、この一日こそホースマンの目標であり、夢であり、かけがえのない一日であり、2分23秒で終わる世界で最も美しい短編映画であり、そしてそれは誰も筋書を書いておらず、誰も結末を知らない。
 この映画の聴衆としてやるべきことは自分で予想という筋書を書き、他の観衆と筋書を見せ合い、そして実際に鑑賞し、自分の書いた筋書など所詮3文小説の域を出ないことを自覚するとともに、予想しきれずそしてそれでいて美しく現実的なドラマを目の当たりにすることである。
 
 私は、皆、ワールドエースやゴールドシップだと筋書を書いていると思うが、そういう見え透いた筋書を崩す役者を抜擢したい。第一の役者は安藤勝巳とヒストリカルである。ジョッキーは地方から腕一つでJRAの門をこじ開け、見る度に今日はどういう騎乗をするのかとこちらを期待させ、そしてその期待をいい意味で裏切り、レースの後の余韻に浸ることを許してくれる数少ない役者である。愛馬のヒストリカルは後方から荒削りでダイナミックなフォームで前に迫り、優等生的レース振りが多いディープの中では際立っていて、後ろから見え透いた筋書を崩すならこの馬を抜擢したい。

 次に選びたいのがウィリアムズとトーセンホマレボシである。異国のジョッキーはレースが大方の予想とは違った展開になっても、その状況を把握し、なすべきことを理解し、自分から手を動かし、勝利をもぎ取る勇敢さがある。氏も違わずポジションが取れるとき、迷わず馬を出していくことが多々あり、大舞台で信頼したいジョッキーである。ともにレースをするトーセンホマレボシは血統はヒストリカルと一緒であり、前走も好位からレースを進め、レコード勝ちと大舞台で大役を演じられる可能性は十分ある。

 これらの役者をあっと言わせるならグランデッツァであろう。夏の北海道から主役を張ってきて、前走も観衆に一番に支持されたように、演技力は抜群で、後方に有名所が固まるなら、前でレースを進め、最後の直線を鮮やかに一頭抜け出すところを見せてくれるのではないか。ジョッキーは年齢の割にG1勝ちの数は際立っていて、大舞台で見せてくれる可能性は十分にある。
 最後に夢を託して選びたいのがコスモオオゾラである。五月晴れのいい一日にダービーはなるのだろうか。サンデー系ばかりのなかで、泥臭く脚を使って懸命に勝負するのは見ていて応援したくなる。かつてのコスモバルクの姿がダブる。同じ轍は踏まないだろう。岡田氏の執念と情熱を共に感じたい。
 下手な筋書かもしれないが、これでいいのではないか、ダービーなのだから。
 
 ◎ヒストリカル
 〇トーセンホマレボシ
 ▲グランデッツァ
 注コスモオオゾラ

クボ

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